トゥインゴとは

トゥインゴは、いちばん安い枠のクルマで遊ぶことを諦めなかったルノーの記録です。

2007年のNK4M、トゥインゴ ルノー・スポールは、Aセグメントの実用車にRSバッジを付けた一台でした。2.0Lの自然吸気を積み、専用の足まわりで固める。小さくて軽い車体に、素直で高回転型のエンジンという組み合わせは、ホットハッチの原型そのものです。装備は簡素で、そのぶん値段も抑えられていました。

2016年のAHH4B1、トゥインゴGTでは構成が根本から変わります。エンジンを後ろに積み、後輪を駆動する。原価を抑えながら小回りを効かせるための設計上の判断でしたが、結果として生まれた性格は明らかに面白い方向へ振れました。0.9Lのターボは非力に見えて、車重が軽いので十分に速く感じられます。

安い車で儲けを出すのは難しく、そこへ趣味性を足すのはさらに難しい。それでもルノーは、この枠で遊ぶことをやめませんでした。

NK4MからAHH4B1まで。トゥインゴの歴史は、価格の制約こそが設計を面白くするという証拠です。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です